くろあちあ記を書こうとしたが、
昨日スペインから帰って来た身にとって、
やはり気持ちと行動が一致するのは、
やっぱり今ここでスペイン記を残しておくこと。
どんなに小さなことでも「日々の営み」を記録することがモットーのこのブログであるが、
旅ブログ化しているのは否めない。
なぜなら、「旅をすること」が現在の自分の「日々」となっているからである。
今回は2年ぶり2回目のスペイン、旅程は次の通り。
*訪問先:Segovia、Toledo、Madrid
*旅程:Madrid空港→Segovia→Toledo→Madrid。
アイルランドの3連休に1日だけ有給を取得して旅立った。
飛行時間、わずか2時間20分。時差1時間。
スペイン語も4年以上かじり続け、
それでもなおきらきらと魅力を放ち続ける、スペイン。
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Dublin空港にて。10月末のクリスマス。 |
まずセゴビアと言うと、何と言っても水道橋。
現在は水の運搬としては使われてはいないが、
圧倒的な存在感を放つ。
高校生の時、世界史の教科書で見ていつかは訪れたかった場所。
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ローマ時代のセゴビアにある水道橋。 |
旅で、忘れてはならない最高の楽しみが郷土料理。
そもそもスペインはアイルランドと比べ、
外食が安くすむため、お財布にやさしい。
例えば、3コースメニュー+アルコール+パンが昼は10ユーロ(約1340円)ほど、
夜でも23ユーロ(約3082円)などと、リーズナブル!
中でも、セゴビア名物・Cochinillo asadoは、北京ダックの原理で、
皮はパッリパリ、身はもちもち、薄い塩味で最高のおいしさだった。
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セゴビアの名物料理と言えば、豚の丸焼きが有名。 |
セゴビアには、ディズニー映画『白雪姫』の城のモデルとなった王宮がどんと旧市街の外れに構えている。
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セゴビアのAlcazar(王宮) |
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『白雪姫』のモデルとなったセゴビアのお城。(ほんとは王宮。) |
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真横から眺めるとこんな感じ~ |
確かに、モデルとなったと言われればうなづける!?
トレドは、セゴビアに比べて、坂の勾配が半端なくキツイ!!
建物の装飾も、セゴビアの方が繊細で好きだった。
宿のおばさんに「標識も至るところにあるし、トレドの旧市街で迷うはずない」
と釘をさされていたけど、
肝心なところで標識もなければ、迷う迷う!
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圧倒的な迫力。生ハム色の生活。 |
だけど、トレドの外堀を歩くとそれはもう、言葉にならないほどの風景。
対岸を3時間かけて、眺めながら歩いた。
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Toledoにて外堀からの眺め。 |
Madrid(Atocha駅)-Toledo間は、電車(AVE)で20ユーロ(約2680円)、所要時間30分。
バスだともう少し時間はかかるけど安いから、バスで行こうかな~と思いつつ、
こんなに素敵な駅に出会えたから、やっぱ電車でよかった~!
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今まで訪れた駅で、最も美しい駅。ずっと居たかった。 |
スペイン語を大学で学んでいるときしきりに先生が言っていたのは、
「Madridには(他の素敵な地方都市ほど)見どころはない」ということ。
さすが首都、国の宝が眠るプラド美術館やあの『ゲルニカ』を所蔵するソフィア王妃美術館等、博物館・美術館系は、本当に素晴らしいけど、
大学の先生がしきりに言っていた言葉、嘘ではなかった。
でも、楽しんだ。
有名なチュロス・ココア屋さん、その名も
Chocolateria San Ginesのココア、そして揚げたてチュロスは格別だった。スペインで今まで食べた中で、一番!
値段も、セットで3.80EUR(約500円)とスペインにしてはまあまあだが、
お腹いっぱいの中、掻き込んだ甲斐は大いにあった!
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この日2回目の朝食。Churros con Chocolate。最高! |
今回の旅、安くておいしいものがたくさんあって、
常に満腹状態・・・。
食関連で驚いたのが、民間・公共部門に限らず、多くの労働者が毎日、6EUR分(約800円)の食券が与えられていること。ランチの値段が前述のような価格だから、この6EURがどれほど大きなものなのか想像は容易い。
これがスペインの経済を後押ししているのか、
逆に負担になっているのかは不明だが、消費者にとっては素晴らしいシステムだと思う。
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気を利かせて1つや2つ買えばよかったけど食べ過ぎて写真撮るのが精一杯。 |
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Madrid中心の公園。パリで見た景色と重なる。 |
お腹も、心もいっぱいに満たされたスペイン4日間の休日。
ふら~っと行けるこの距離感が、病みつきになりそう(というか、もうなっている)。
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飛行機に乗るとき、いつも左側に座ることにしている。今回も吉。 |
今回も、数多くのことに出会え、幸せな旅になったことに感謝。
Muchas gracias!!