私の旅の1カ年計画も終盤にさしかかってきた。
4月、とあるホテルのラウンジにある暖炉の火を眺めながら、理想の旅計画を立てた。
「こんな野心的な有給休暇なんて実現できるかな」と思っていたけど、ここまで何の狂いもなく好きなときに、好きなところに行って、好きなことをする夢の生活を送っている。
この冬には、デンマークに行きたかった。
暑いときには暑いところへ、寒いときには寒いところへ、がモットーの私であるが、
やはり北欧の冬は格別である。
といっても11月下旬のデンマークは「雪が降るぞ~」と言われた週末でも最低気温マイナス5度の表示。温かい。
夏のまぶしすぎるくらいの真夜中の「ひかり」もいいけれど、
白い息とホットワインを温める白い湯気が混じった冬の屋外クリスマスマーケットの「あかり」や結露した家の窓辺に置いてあるランプのぼやりと大きくなった光、そして派手ではないけどエレガントで主張しすぎない街のイルミネーション、、、そんな冬の夜の楽しみが北欧の冬にはたくさん詰まっている。
レゴの発祥地はサンタもレゴ。 |
今でこそ日本では北欧デザインという単語が定着しているけれど、
デンマークは北欧の中でもデザインの源泉がある。
今回訪れたのは、首都コペンハーゲンと第3の街フュン島にあるアンデルセン生誕の街・オーデンセ。訪れる街で、デザインショップに入るのが今回楽しみにしていたことの一つ。
全体的に、建物の外から見て「あ、入りたい!」と思うお店やカフェがかなり多かった。温かみのある色のあかりが灯ったのを遠くから眺めると、肌寒い夜の街を歩いていても気持ちも明るくなった。
そんな「あかり」だけを集めた専門店や普通の季節はどうなっているのかが知りたくなるようなクリスマス一式の雑貨屋さん、真っ白だけど温かみのあるフォルムのお皿やボウルを扱うギャラリー風デザインショップなどなど。。。
Glogg(ホットワイン)のNational Championship |
また、Torvehallerneの屋内マーケットは2棟のホールにちょっとつまめる食料品店(スイーツ棟と調理器具・ワイン・セイボリー棟がわかれていて歩きやすい)がずらりと並ぶ。
普通赤ワインがベースで数種類のスパイスが入っているが、ウォッカベースのGloggや赤・白ワインを使ったGloggアイスもあったりして、出店先がクリエイティブで他と一味も二味も違ったGloggを出していて、Gloggの幅が自分の中で一気に広がった。
Glogg文化は名を微妙に変えてフィンランドやスウェーデン等他の北欧諸国やドイツでも盛んで、実際フィンランド留学中にもクリスマスが近くなると飲んでいたが、ベリージュースがベースで甘ったるい温かい飲み物という程度の印象しかなかった。
デンマークのGloggは、千切りアーモンドやレーズンが王道。それに干しクランベリーや干しマスカット?(ブドウ)等の乾燥果物が多く入っており、けっこうそれぞれ味が違っていた。
独創的なGlogg(Mulled Wine)が光る。 |
いちいちおしゃれなインテリアショップ |
北欧の冬の楽しみは、クリスマスマーケット! |
午後3時すぎには暗くなる。その分、街中が光に溢れる時間。 |
メルヘンな世界観のチボリ公園~☆ |
チボリ公園の観覧車(窓なし)からの眺め。 |
5日間いて唯一晴れた日は移動日。寒いけど(から?)美しい! |
コペンハーゲンで寄り道。流行のコーヒーショップ。 |
ソーサーやセッティングがいちいちおしゃれ。 |
木の温もりと首都の今が交差するコーヒーショップ。 |
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