2013年11月23日土曜日

アイルランド(Dublin)パブ事情: "Publin"


アイルランドにあるどんな小さな街にも、
必ずと言っていいほどパブがある。
「パブは、みんなのリビングルーム」と言われるほど、アイルランド人にとって身近でくつろげる場所である。
パブでは、各種お酒の他、伝統音楽を演奏していたりリバーダンスのショーがあったり、
お酒だけではなく料理も楽しんだり、ひたすらおしゃべりに興じたりと楽しみ方は十人十色。

アイルランド中のパブは、約1万件(2006年)あるとも言われ、
全制覇は何年かかるだろう・・・という気が遠くなるような数字である。

そんな中でも、いくつかのパブをピックアップして紹介する。
パイントに描かれたアイルランドの国花:シャムロック

Porter House  
独自の醸造所で他のパブでは飲めないオリジナル商品を作っている
中でも、Ale(エール:大麦麦芽の酵母を常温で短期間で発酵させて作ったフルーティーな味・香り)系のビールが充実している。
また、Stout(スタウト:大麦を黒くなるまでローストして作った黒ビール)系ビールの中でも、Oyster Stoutなど変わった名前のスタウトビールもある。
本当に牡蠣の味がするのかどうかは、試してからのお楽しみ♪
1階から4階までを貫く吹き抜けにはステージもあり、ライブ演奏も楽しめる。
木造のパブ内のつくりも、半2階や半○階があり、迷路みたいで楽しい。まるでちょっと大きなツリーハウスに迷い込んだかのような錯覚を起こす。

Schoolhouse Bar 
Schoolhouse Hotelというホテル・レストランに併設されたパブ。
その名の通り、以前は学校として使われていた建物を改築し、ホテル・レストラン・パブとして営業されている。
このパブの雰囲気がお気に入り。こぢんまりとしたパブに点る暖炉の明かりが何とも素敵。パブ食も美しく、おいしい。Dublin 4エリアでは珍しく、毎週木~土は21:30からライブ演奏を行っている。

③Mary Mac's
家の近所にあるパブで、Ballsbridgeの中心街にある。
室内の照明は暗めだが、夏になるとテラス席があり、歩道にまで人が溢れ返る。
このパブのFish&Chipsは今まで訪れたダブリン中のパブで1、2を争う。魚に大きな骨がいくつかついたままだったという残念ポイントはあれど、特に盛りつけがパブなのに洗練されており、食欲をさらにそそられる。同僚との仕事帰りの一杯にも足繁く通うパブだ。

The Oval  
1963年11月7日、ビートルズがダブリンで公演を行ったとき、公演の合間にジョン・レノンとリンゴ・スターが1パイントのビールを飲んだことで有名なパブ。
あれからちょうど50年たった先日11月7日から週末にかけて、Dublin Beatles Festivalというものがあり、11月7日にビートルズ関連のウォーキングイベントがあったためこのパブへ行ってきた。この日は、ビートルズの曲ばかりが演奏され、すさまじい盛り上がりを見せていた。この日はあまりに満員で1パイントさえも買えなかったため、次回リベンジしたい。

あのBeatlesも訪れたパブ。

O'Reilly's Pub  
こちらは市街地から少し離れるが、Sandymountにあるパブ。
市街地、特にTemple Bar地区などにあるパブは、若者が明け方まで多く溢れかえっているのに対し、ここSandymountのパブは、地元の紳士(おじいさん?)という出で立ちの人たちが多い。紳士だけではなく、淑女もいる。白髪交じりの方々が、ゆっくりと注がれたギネスをゆっくりと楽しんでいる。
いつもはハーフパイントのビールやパイントギネスを頼む私も、ここのパブに来るとなぜかホットワインを頼みたくなる、そんな雰囲気なのだ。


アイルランド訪問の際には、ぜひ本場のパブの雰囲気を楽しんでもらいたい。
 


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