2013年8月31日土曜日

近所を散策。

~Explore the neighbourhood~
まさかの同日連投。
一旦ハマると、抜けられなくなる・・・。

ということで、8月最後の土曜日の今日は、近場で安く楽しく、新しく!をテーマに近所を散策した。
National Print Museum Ireland という印刷博物館(入場料:無料)へ。
土曜の営業時間は14:00~17:00で開館と同時に行った私は、唯一のお客。
煉瓦作りの建物に、内部は吹き抜けで産業革命時を彷彿とさせるいくつものレトロな印刷機が並んでいた。




この他にも活版印刷系の展示が多し。
National Print Museum内部。
Museumの裏庭。住居も有。
見学後、さらに周辺をぶらぶらする。今度、着任予定の同僚のお子さんが通う予定の小学校を探しがてら、歩いてみる(因みに、学校は見つけられず。。。)。




白い壁と青いドアが映える教会。

門をくぐると、緑が鮮やかな芝生とピンクや紫のあじさいがお出迎え(アイルランドであじさいは、夏も終わりごろの8月が見ごろ)。

教会を過ぎると、アイルランド×スウェーデンパブが。Guinessと書かれた簡素なトタンの壁の向こうには、面白そうなパブが。男たちが夕方の一杯をやっていた。いつか行ってみたいな~。こうした住宅街の中にあるパブって、なんとなく穴場かも。
 


思わず、足を止めてしまった、家。継ぎ接ぎのようなお家で、味が染み出ている。
偶然にもこうした生活感溢れる家や路地に出会えて、なんか異国に来たな、と思う。
こういうところをずっと歩きたかったんだ。小旅行に出た気分~。

 


表通りに出てきた。
緑がいっぱい。「エメラルドグリーンの島」。それがここアイルランド。

 

近場で安く、新しく!企画、またやろう。いい土曜日だった。

秋の香り

最近は日没時間も早まり、夜9時には真っ暗に。
そして、朝晩も冷え込むようになった。

私は、秋が好き。
朝晩の空気は透明に澄んでいて、
ピリッとした冷えも心地よい。

何よりも、そうした空気のせいか、夕日も美しい季節だからだ。
 
 
 
そんな秋は、やっぱり食欲の秋!
最近は、出勤前のちょっとした時間に下ごしらえどころか数品つくることもあり、
家に帰ってきてからもしっかりと料理の時間をとっている。
 
特に、最近ヒットだったのが、揚げ物!
中でも、揚げ出し豆腐を初めてつくり、大満足の味だった。
(Photo: 特製・エビと野菜の天ぷら/揚げ出し豆腐定食)

(Photo: アイルランド最初の家庭の味・Apple Crumble)
 
 
デザートも、フィンランドから買って帰った白玉と頂いた手作りみたらしで、みたらし団子を堪能したり、
同じくフィンランド産のイースト菌を使って、Pullaというパンやシナモンロールを作っている。
また、こちらに来て数週間たって出会ったアイルランド人友人宅に行ったときに出してもらったApple Crumble(ほんとに簡単!)を再現したりしている。
 
「料理」は、生きる上で大切なスキル。
自分を楽しませることもできるし、
相手を喜ばせることもできる。
 
何より、新しいものに挑戦するというのが楽しい!
きっと日本にいたら作っていなかっただろうな、というものもあり、
海外で自分の腕をもっともっと磨いていきたい。

2013年8月27日火曜日

スオミの国から ~Helsinki編~

前回のTampere編(8.3-8.8)の続き。

---2013.8.8.-8.11 Helsinki
Helsinkiで主にやりたいことは、

①デザイン地区及び新しいデザインショップの開拓
②島に行くこと
③ヘルシンキ市内公共サウナの新規開拓

このほかにも、友人との再会やまだ見ぬ同僚との出会いなどなど、日数が少ない中で、やることは目白押し。ちょっぴり忙しい正味3日弱のはじまり、はじまり。

(Photo 1:Hakaniemi Market Squareでの一コマ。ニンジンが甘そう!)
 
こういう市場に限らず、Tampereの街中では当たり前のようにフィンランド語で話しかけられたけど、Helsinkiではフィンランド語を話すと、街の人はびっくりした、というのが今回新鮮だったこと。2年前と比べ、日本からの直行便ができ、増便にもなったことより、日本人を見る確率がぐんと上がった。というか、Helsinkiの中心部にあるHarbour辺りでは、早朝(といえども朝9時ごろ)は、日本人しかいなかった。
 

(Photo 2:Helsinkiでの商品の見せ方・魅せ方は、やっぱりピカイチ。創造力を掻き立てられた、目抜き通りでの靴屋さんのディスプレイ。)
 
今回、アイルランドから来ると余計に?思う、ディスプレイの仕方がやっぱり、素敵すぎる。Tampereでもまあ思っていたけど、やっぱりHelsinkiの目抜き通りを始め中心部にあるお店のショウウィンドウを見るたびに、唸らざるを得なかった。それほど私の創造力を刺激してくれたもの、それがHelsinkiのショウウィンドウ。
 

(Photo 3:今回、実は初めて乗ったHelsinkiの地下鉄Metroの構内。削った岩盤に街の絵が描かれ、何とも幻想的な「作品」に。)
 

(Photo 4:たまたま立ち寄った雑貨屋兼カフェ。カフェコーナーには、何気なくクッションにキノコが生えていたりする。)
 

(Photo 5: 今回の写真、ディスプレイだらけだけど、大好きなキノコ カンタレッリと靴・ベルトのコラボ。)
 

(Photo 6: よくわからないけど、斬新で大好きな1コマ。)
 

(Photo 7: ベタだけど、やっぱり青い空に映える、ヘルシンキ大聖堂。)
 

(Photo 8: 今回のフィンランド旅行でダブリンの家に持ち帰った食材たち。この後、数週間に渡ってフィンランドの食ライフを楽しんだ。カンタレッリのクリームスープやミートボール、leipajuustoのリンゴソースがけに豆ごはんと白玉だんご。ミルクたっぷりのカルダモン入りコーヒー。ゆったりとしたあの日々を思い出す。)
 
さてさて、今回の主な目的だった以下の3つ。
①デザイン地区及び新しいデザインショップの開拓
→Completed! 以上の写真から、①の雰囲気を感じてもらえたはず。
②島に行くこと
→Completed!
(Photo 9: Uunisaariその名も新島へ行ってきた。都会?の人混み?を逃れて、いつでもここは平和。)

③ヘルシンキ市内公共サウナの新規開拓

→Completed! 2012年にオープンしたサウナ。北欧建築の真骨頂ともいうべきもので、一見シンプルすぎる外観だけれど、一たび中に入ると、いい具合に木が使ってあり、ぬくもりを感じるつくり。そして、サウナからは、ヘルシンキ湾が見え、実際にサウナから出て体を冷やしがてら泳ぐこともできる。ウスペンスキー寺院だって見えた。市内のサウナ制覇した訳ではないけど、勝手にThe Best of Sauna in Helsinkiと認定。
 
 
この他にも、Swim Stadiumという夏季オリンピック水泳競技場へも行って泳いできた。歩き回って疲れた足をほぐすのに、最高の機会。夜9時まで屋外プールが空いているのも夏ならでは。これもまた、最高!もちろん、泳いだ後にはサウナ!
 
 
・・・というように、留学から2年後のフィンランドも大いに満喫した。いつの間にか、フィンランドが私の心のよりどころとなっているほど、とっても大切な存在であることを改めて実感。また再びフィンランドというこの大きな「家」に帰って来られることを願って。。。次は、冬がいいかな~。

(完)

スオミの国から ~Tampere近郊編~

今年の夏休み、どうしようかな~、だいたいみなさん2週間はとるみたいだし、
どこ行こうかな~、と思っていたところ、私にはどうしても無視できない国が近くにあった。

それは、フィンランド。フィンランド語名:Suomi。
2010-2011の留学から2年がたとうとしている今夏。
せっかくアイルランドという日本より近いところに住んでいるし、そろそろフィンランドの森に帰郷するか!と思い立ち、(航空券も夏なのに安かったし)実行できた。
こうして、私の「2年前の思い出のかけらを拾い、新しい思い出を紡ぐ9日間の旅」が始まった。

--- 2013.8.3-8 Tampere近辺
飛行機から、ダブリンにも似た緑の大地が広がっているのを確認した後、いくつもの青い湖が連なっているのを見つけて、フィンランドにやってきたことを実感した。

最初にフィンランドの空気を吸って思ったこと。
「暑い!!」
アイルランドを、薄手のセーターを着て飛び出した私。もう、半袖がほしい!

そして、強いけど柔らかな光によって照らされる大地。その空気感の中で生活する人々。
ゆったりと流れる時間を体感し、私の身体が覚えている、懐かしい感覚を味わった。

バスでTampereに着く。
2年前に後ろ髪を引かれながら後にした直後のタンペレをあの時のまま、見ているような不思議な感覚に襲われた。まるで夢の中を歩いているかのようでもある。タンペレは、自分が思う以上に温かく私をあの時と同じように迎え入れてくれた。

1年間留学をしていたTampereでは、大学時代の友人との再会や、思い出の地の再訪、森や湖といった自然との触れ合いなどが主な目的。


(Photo 1:夏の風物詩であるカーペットの公共洗濯場。Hervantaの湖畔にあるこの洗濯場では、この日もおじさんがせっせとカーペットを洗濯中だった。)
 

(Photo 2:Sastamaraにある友人宅近くの川にて。急激に冷え込む夕暮れ時は、湿った空気に木々の香りがより引き立つ時間。)
 

(Photo 3:友人のsummer cottageにて。グリルしたソーセージmakkaraを食べながら、白樺の若木を望む。)
 

(Photo 4:「世界一」と勝手に呼んでいるほど、私の人生で一番おいしいドーナッツ。Pyynikkiのドーナツmunkki。この日は(も?)合計3個購入。ここで飲む紅茶もフルーティでおいしい。ああ、幸せ。)

(Photo 5:Hattulaにある友人のsummer cottage滞在中、森にベリー摘みに出かける。ラズベリーやブルーベリーが主。もう少ししたら、コケモモPuolukkaやキノコsieniも採れるよ。)
 

(Photo 6: Hattulaの森から眺める夕日。こういう風景の中に身を置くために、私はフィンランドにやって来た。心が洗われるひととき。)



毎日が、自然と笑顔になる日々。
・・・幸せでした。
こうやって、フィンランドはいつ来ても、変わらないでいてほしい。
フィンランドで私を幸せにしてくれたみんなに、Kiitoksia!!


--- 2013.8.8-11 Helsinki
→つづく。

Liverpool

前回投稿からもう3か月もたつんだ・・・早すぎてびっくり。
あれからというもの、
ダブリンに来て一番忙しくなり、
その後は国内・海外旅行と転々とした後、
日本での猛暑に関するニュースを見ては「ダブリンに暑さなんて言葉、もう存在しない」
と思うほど、すっかりと秋めいてきた。

この3か月間のことは、書き出すととまらなくなりそうなため、
また気が向けば日を改めて記すことにする。

前回の投稿が車に関することだったため、この3か月でどんな進歩があったかな~、
と振り返ってみるものの、やはり単独でどこかへ行こうとするとある程度の覚悟が必要となる。

事前に道を調べて、関係資料をプリントアウトし、当日はカーナビをセットして・・・
という具合である。

先日は、Howthより南にあるBull Islandというところへ日曜ドライブをした。普通であれば、家から20分で難なく行けるところ。
Howthにも前に行ったことがあるし、空港へ行く道とさして変わらないし・・・と思いつつ、一応カーナビをセットした。

家を出発して15分後-。


まさかの『Liverpool, UKへは、あっちです→』の看板。
んん??待てよ、まだここはアイルランド。さては。。。?
やっぱり。
気がつけばダブリン港に着いた!汗
なんで?カーナビまでセットしたのに・・・と思って目的地を見てみると、London近郊になってた。どうりでよく見たらナビが途中、海の中を通る道を誘導しているではないかっ。

・・・とそんなびっくりでエキサイティングなマイカー・ライフを満喫中!
因みに、Bull Islandは、Howthの緑色の丘を背景に、白いソフトな砂が広がる美しいところだった。

自分の運転で、どこかへ行ける。
そんなシンプルなことがとっても嬉しいと思える日々。うん、悪くない♡
                              (Photo)8月の、Bull Island。こんな素敵なところなら、もっと早い「夏」に行っておけばよかった...